化粧ブラシを使用している人で、化粧ブラシを綺麗にする方法が分からない人も多いと思います。
私も当事者として化粧ブラシを綺麗にした事など一度もありませんでした。
気にせずに毎日化粧ブラシを使ってお化粧をしていたのですが、実はリキッドや粉を顔に塗ると同時にホコリや汚れ、菌なども一緒に顔に塗りつけていたという恐ろしい真実を知ってしまいました。
綺麗に見せる為の化粧が、逆に肌荒れする原因になっていたのです。
どこか矛盾していませんか?
ここでは化粧ブラシや化粧道具を綺麗にした方が良い理由や、掃除する方法をご紹介します。
肌荒れ原因は化粧ブラシにもある!
体験談ですが、実際に顔の肌が荒れた時に取った行動は、
2.フェイスマスクでパックケア
3.ニキビケアの薬を塗る
4.ビタミン剤を飲む
このような感じでケアをしていました。
しかしここが盲点であって、まさか化粧ブラシが顔の肌荒れの原因だったとは思いもしていなかったのです。
化粧ブラシを掃除する方法がなければ、綺麗な手を使ってメイクをしましょう。
下手に菌が付いたメイクブラシを使ってメイクしているより断然肌に優しいです。
これに加え、専門家や皮膚科の先生も警告しています。
「化粧ブラシやポーチ、バッグ内は菌だらけ。必ず綺麗に掃除しておく必要があります」と。
顔の肌の調子がいまいちの場合、ホルモンバランスや洗顔や肌ケアに加え、化粧ブラシを清潔にしておく事が重要です。
化粧ブラシを使う人で、顔が肌荒れした場合は、メイクブラシも疑いましょう。

化粧ブラシを綺麗にしなければどうなるの?
クリーニングしないでおくと、どのような感染症が起こりえるのか知っておきましょう。
汚れた状態のマスカラやアイライナーを使うと結膜炎を引き起こす可能性があります。
さらにコンタクトレンズを使用する人は「化粧品にある菌がコンタクトレンズに移り、角膜を汚染していく」といった状態になります。
これは角膜炎と呼ばれ、治療が必要になります。
用語解説:「結膜炎」
上下のまぶたの裏側と目をつないでいる半透明の膜(結膜)に炎症が起こること。結膜はたくさんの細い血管やリンパ組織(免疫反応を起こす組織)がある上、粘性の膜のため病原菌やアレルギー物質を含むさまざまな物質と接触しやすく、感染性の炎症が起きやすい。炎症を起こすと白目が充血し、目やにや涙が出やすくなる。結膜炎にはアレルギー性結膜炎(春季カタル)、ウイルス性結膜炎、細菌性結膜炎などの種類があり、膜が乾燥することによって起きる乾性結膜炎(ドライアイ)もある。感染性結膜炎の場合は、もう一方の目や他人の目に感染が広がる場合がある。
引用元:ドクターズ・ファイル(https://doctorsfile.jp/medication/96/)
用語解説:「感染性角膜炎」
感染性角膜炎とは、角膜に細菌やカビなどが感染して、炎症を起こす病気のことです。 角膜とは黒目にあたる部分で、通常は涙に覆われて外部からの刺激や病原体の侵入から守られています。 しかし、角膜に傷が付いている場合には細菌などの病原体に感染しやすくなり、次のような症状が引き起こされます。
引用元:参天製薬
結膜炎や角膜炎にならないよう、普段から化粧ブラシ、バッグやポーチを清潔にしておく事がいかに大切かが分かると思います。
もし化粧道具を掃除した事がないのであれば、この機会に化粧道具一式を綺麗にしてみてはいかがでしょうか?
また私自身も気になっていた事例もありました。
なんと、古い化粧品であっても生き残れる菌があるそうです。
MRSAや緑膿菌です。
この菌がいる状態で化粧品を使用したら、深刻な炎症や敗血症を引き起こす可能性もあるそうです。
ここまでくると生命にかかわる事になりますので、化粧ブラシや化粧道具など少しの時間を割くだけでリスクを減らす事ができればいいのではないでしょうか?
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)
参照サイト:鹿児島大学医学部(http://www.kufm.kagoshima-u.ac.jp/~ict/bacteria/MRSA.htm)
緑膿菌(シュードモナス エルキノーザ)
参照サイト:ヤクルト中央研究所(https://institute.yakult.co.jp/bacteria/4211/)
以上の結果を踏まえると、化粧ブラシや化粧道具の定期的な掃除は必要になってきます。
掃除する方法としては、専門家やアーティストが実践している方法を一部ご紹介します。
化粧ブラシをどのように掃除する?
私はシャンプーを使用しますが、他の物を使って掃除してもOKです。
では専門家はどのようにしているのでしょうか?
「Bobby Brown」は肌に優しい石鹸を使用する事を推奨しています。
あるプロメイクアップアーティストはオーガニック石鹸を使用し、
別のプロメイクアップアーティストはベビー用シャンプー、オリーブオイル石鹸や緑茶成分の入った石鹸など多種多様です。
共通して分かる事がありますが、
1.水やお湯ではなく、石鹸などを使用
2.オーガニックやオリーブなど刺激の少ない成分を使用
3.多種多様
つまり「化粧ブラシ」=「石鹸」と全てのプロが言っているわけではありません。
紹介した中でも種類がいくつかあるので、使用している化粧ブラシの種類、こだわり、使いやすさなどを考慮してみるといいでしょう。
掃除する回数や頻度は?
コンシーラーブラシやファンデーションブラシは週1回以上の掃除が良いです。
理由は簡単で「リキッドなどの付着物が増えないようにメンテナンス」していく意味を含みます。
汚れた化粧ブラシを使っていく内に吹き出物ができたら嫌ですよね。
アイブロウやアイライナーなど目元向けのブラシは2週間に1回のペースで掃除をしましょう。
皮膚科の先生曰く
「化粧ブラシを毎日使用する人であれば、掃除の頻度を短いスパンで実施する事が望ましい」
そうです。
そりゃ多い方がいいですよね。
どのように掃除すればいいの?
私の化粧ブラシの洗い方ですが、
1.手のひらに適量のシャンプーを入れます
2.シャンプーの入った手のひら上に化粧ブラシで円を描きながら撫でます
3.泡立つまで撫で続け、1分ほど継続します
4.ブラシの根元を軽く叩きながら泡を洗い流します
5.泡が出なくなれば完了
このような感じで一通り掃除を終えます。
ではプロのメイクアップアーティストはどのような方法で洗っているのでしょうか?
一例ではありますが、
1.小さめのボウルに化粧ブラシ専用の洗浄液を入れます
2.化粧ブラシを1本ずつ手に取って毛先を付け、円を描くように洗います
3.洗い終えたらぬるま湯に毛先を付け、洗浄液を洗い流します
ぬるま湯がポイントで、温度が高すぎると根元にある接着剤が溶け出し、使い続けていく内に毛が抜ける原因になります。
4.洗い終えたら、指先を使用して根元から水分を優しく絞り出します
5.水分を出したらタオルの上に寝かせて乾燥させます
プロのメイクアーティストが実践している方法なので是非参考にしてみて下さいね。
その他の化粧製品
化粧ブラシだけが菌を持っているわけではありません。
ポーチやバッグの中にある物は菌が付いていると思って下さい。
ピンセット、アイラッシュカーラー、使用途中のコットンなども原因になる可能性を秘めています。
アルコールを含んだコットンでバッグやポーチを掃除すれば大丈夫です。
変色、漏れ、匂いなどが分かりやいように、入れ物を透明ビニールのポーチに変えれば、外からメイク道具の変化に気づきやすいです。
少しの工夫や掃除する手間を考えて実行すれば、メイク道具による菌の感染などを未然に防ぐ事ができますよ。
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