私自信の復習を兼ねて損益算ドリル問題をご紹介します。
反復練習と定期的な頭の体操をする事で
しっかりと損益算に対して免疫をつけ、定着化を図りましょう。
損益算 練習問題-1
魚をまとめて何匹か仕入れて定価を設定しました。初めから定価の2割引で売りました。でも1割が売れずに残りました。この結果を踏まえて利益は仕入れ金額の8分となりました。さて定価は仕入れ値に対して何%増しで設定したか求めなさい。
問題を書いている私自信が噴き出しそうになる問題です。

文書に惑わされないようにして整理しましょう。
さて8分って何だい?
と思っていたが、
8分 = ●割 ●分 ●厘 です。 (問題文を考えた人がいやらしい)
つまりは 8% です。
考え方
色々な式を当てはめて解答する方法もありますが、ここは少し応用していきたいと思います。
通常の方程式や連立方程式などでも解答にはたどり着くのですが、難しいので考え方を変えます。
問題の中には「金額」が一切設定されていないので、
どんな値段で動いたのかを予測しないといけません。
ではここでする事は
かといって「1円」とかは無しですよ。
10進法に都合のよい100に設定すると、%表示が楽になります。
100円で仕入れた x 2割増し = 120円 が定価 と計算が楽です。
練習問題1-解答
一匹100円の魚を100匹仕入れました(と勝手に仮定します)
100 x 100 = 10,000円 (仕入れ総額)
利益が仕入れの8分 つまり 8%なので、
10,000 x (1+0.08) = 10,800円 (総売り上げ)
1割が売れずに残った(つまり10%残って90%売れた)ので90個の1個当たりの売り上げ低下は?
10,800 ÷ 90 = 120円 (定価の2割引きの1匹あたりの売値)
定価 x (1 - 0.2) = 120円
定価 = 120円 ÷ 0.8
定価 = 150円
つまり 100円 に対して 150円 の定価 なので
(150 ÷ 100)-1 =0.5
という事になります。
まとめ
具体的な数値が設定されていないと大変になって解き方が分からなくなる時があります。
しかしながら視点を変える事によっては計算も楽になり、
意外と楽に解けるというメリットもありますので、覚えておきましょう。
これで損益算も怖いもの無しですね!
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