日本に住んでいてパスポートを更新する場合は
1.直接大使館、領事館に出向き、窓口で手続き
2.郵送
この二つの方法があります。
直接窓口に出向く場合は事前予約など必要になるので、いきなり訪問しないようにしましょう。
私も訪問した時には
1. 事前予約
2. 必要書類
はしっかり確認しました。
わざわざ遠くから時間を割いて行ったものの
「予約が無いので入れません」
と門前払いになったら泣きますから。
(大使館や領事館にアメリカ人として逃げ込む場合はどうなるのかな?)
大阪にあるアメリカ領事館の前には、「機動隊」と思われる大阪府警が警棒を持って通行人に治安維持という意味で鋭い視線を向けていました。
でも中に入ってしまえば「日本の警察に守られている」わけですから安心ですね。
パスポート更新は一苦労?
相当端折りますが、
結論は「はい、一苦労」です。
パスポートとは世界で通じる身分証明書になりますから、そう簡単にドシドシ発行していては「国」の威信にかかわりますよね。
ではパスポートとはどんな物なのか確認してみましょう。
パスポート(旅券)とは?
外国旅行をする人の身分・国籍を証明し、便宜供与と保護を求めるのが旅券。その有効期限が1995年から、それまでの5年から10年に延長された。「5年間」の旅券も残し、どちらかを選べる。ただし、20歳未満の人は「容ぼうの変化が著しい」という理由から、5年間のみ。また、親の旅券に併記しておけばよかった15歳未満の子供も自分の旅券が必要になった。査証は、渡航先の国が出す入国許可証。相互免除協定がある国を除き、ビザがないと入国できない。種類は、目的別に観光、商用、通過、留学などがあり、滞在許可期間が決まっている。
(平栗大地 朝日新聞記者 / 松村北斗 朝日新聞記者 / 2007年)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
この相互免除協定がある国ですが、やはり日本はかなりの優秀国なため、ビザ無しで入国できる国が多いです。
2018年末には
「日本の旅券が世界で1番強い」という話題もありました。
あのシンガポールを抜いたとの事でした。
これは「日本」=「信頼」という意味もありますね。
残念ながらアメリカのパスポートは世界第1位ではないようです。
2019年2月のランキングで見ると、世界第4位になっています。
Go USA!です。
ちなみに世界第1位は・・なんと
アラブ首長国連邦 UAEです。
(※2018年にグンと大きく順位を上げてきた結果です)
パスポート更新の手順
1.国際郵便為替の発行
郵便局で必要書類を手続きしましたが・・。
割と町中にある小規模の郵便局で、人の出入りも激しい郵便局へ手続きをしに行きました!
私「国際郵便為替を発行できますか?」
と聞いたらいきなりカウンターの人が「え、あ、はい、少々お待ちください」と焦りだしました。
どうも新人さんのようで、隣のベテランおばちゃん(別のお客様対応中で忙しい)にタイミングを見計らってコソコソ聞いていました。
そしたら今度は後ろにいた偉い人を呼んできて、二人で対応してもらいました。
新人「えっと、何か公的な身分証明書はありますか?」
免許証とマイナンバーを出す。
新人「免許証だけで大丈夫です」
といったん奥に行くが、すぐに
「すみません。マイナンバーも必要ですのでもう一度提出お願いします」
これは通知カードで大丈夫でした。
国際郵便為替の発行までは良かったのですが、
新人「発行手数料が5000円になります」
私「ん?え?5000円ですか?一桁多くないですか?」
新人「こちらのパンフレットにも書いてある通り、送金扱いになりますので手数料が5000円です」
ここは日本郵便さん、どうか手数料を下げてください。
2.証明写真
アメリカパスポートを申請する際に、DS-82の書類に写真を添付する場所があります。
間違って
「全部やり直し!」
という事は嫌です。
私はクリップで写真を挟み、裏に付箋で名前を書いて貼りました。(履歴書かっ!?)
(対応する職員も人間なので、ヒューマンエラーが発生しても挽回してもらえればという想いから)
マイナンバーを持っているのは日本人だけ?
マイナンバーは外国人でも
「日本に住民登録がある全ての人に個人番号を付番」
になっているのでかなりの枚数が発行されたのではないでしょうか?
在日アメリカ人でも在日ベラルーシ人でも発行の対象なのです。
届けるのにかなりの労力が伴ったのではないかと思えばゾッとします。
郵便配達員さん、大変でしたね。
就労ビザの人や留学生は?
留学生や外国人の雇用就労ビザの場合は「在留カード」が発行され、マイナンバーは付与されません。
※出典:岡崎市ホームページ
このような在留カードを持っており、これが言わば身分証明書になります。
在留外国人の人口と推移は?
平成29年末(2017年末)時点で在留外国人の数は256万1,848人いる計算になります。
しかも平成28年末と比べて7.5%増(17万9,026人)
出典:法務省ホームページ
2019年1月1日時点の「大阪市」の法定人口である269万1,000人とあまり変わらない人数ですね。
日本総人口の2%ほどだそうです。
(ちなみに、2017年の日本GDP成長率が1.7%)
人数を比較してみると
在留外国人 2,561,848人 (2017年末時点)
大阪市人口 2,691,000人 (2018年末時点)
この中にはインバウンド旅行客など観光ビザや短期出張で来日している外国人は考慮していません。
スグ使えるチェックリスト
日付と署名をうっかり忘れてしまったのですが、
親切にも大使館、領事館から連絡が来ます。
仕事中だった為、電話に出れなかったのですが「非通知」でかけてきました。
着信時間から約30分後に英語でメールが来ました。(英語って当たり前ですが)
早い話、「署名と日付くらい確認して送れよ〜」ってわけです。
即DS-82を再発行し、署名と日付を記入した物を再送しました。(カバーレター付けずにごめんなさい)
その後は何も連絡がないのでパスポート更新作業に取り掛かっていただけたようで安心しました。
まとめ
いかがでしたか?
アメリカのパスポートを更新するにあたっては、事前準備する物が必要になるので注意が必要です。
書類の準備から実際に更新されたパスポートが届くまでは3〜4週間かかるので、
余裕を持って、かつ「パスポートを使用しない」期間に更新しておくことを推奨します。
コメント
アメリカ大使館までわざわざ行かなくても地元の郵便局で
手続きができるのですね?